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● 不動明王

 

■ 不動明王とは

 

 

 不動明王 (ふどうみょうおう)とは、密教特有の尊格である明王の一尊です。

 

真言宗 密蔵院(福岡)

 梵名は「アチャラ(不動)・ナータ(尊・明王)」です。

 

 古代よりシヴァ神の化身とあがめられてきた仏様です。

 

 特に、密教の根本尊である大日如来(胎蔵界曼荼羅)の教令輪身(きょうりょうりんじん)、また、五大明王の中心となる明王でもあります。

 

 我が真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されている仏様です。

 

 当院では、お不動様の縁日である毎月28日にはお不動様の真言による特別祈祷会を開催しております。本尊の不動明王と三密瑜伽(さんみつゆが)しご祈祷いたします。

 

 そして、我々の心の迷いや、三毒(貪・瞋・癡)を焼尽し、開運招福へと導きます。

 

 是非、その偉大なる「不動験力」を皆さま方もご感得なさっていただければと思います。
 

 

 ● 五大明王:不動明王・降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王(烏枢沙摩明王)

 

 ● 三毒(さんどく) =人間の煩悩・苦しみを生み出す元凶

 

  ・ 貪(とん)= むさぼり(欲望のままに際限なく欲しがること)

 

  ・ 瞋(しん) = 怒り(自分勝手な自己中心的な心で腹を立て怒ること)

 

  ・  癡(ち) = 迷 妄 (偏った物事の見方や考え方により道理や真理に暗い)

 

 ● 三密瑜伽(さんみつゆが):行者の三密と仏の三密とが相応・融合すること

 

 

 

● 真言

 

■ 真言とは

 

 

 真言とは、サンスクリット語のマントラ(mantra)の音写です。

真言宗 密蔵院(福岡)

 

 「聖なる言葉」、あるいは「不思議な言葉」のことです。

 

 特に、『大日経』では「(仏の)真実の言葉」という意味で表されております。

 

 宗祖弘法大師いわく、「真言は不思議なり 観誦(かんじゅ)すれば無明(むみょう)を除く 一字に 千理を含み、即身に法如と証す」  −『般若心経秘鍵』−

 

 例えば、護摩修法の本尊である不動明王の真言には、小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)や、中咒(ちゅうしゅ)、慈救咒、大咒(たいしゅ)、火界咒(かかいしゅ)等があります。
 ● 小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)

 

   「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」

 

 ● 中咒(ちゅうしゅ)、慈救咒 (じくしゅ)

 

   「ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」

 

 ● 大咒(たいしゅ)、火界咒(かかいしゅ)

 

   「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ

 

    センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」

 

 

 ● 『大日経』(だいにちきょう)

 

 大日経とは、7〜8世紀頃に成立したとされる密教の根本経典の一つ。正式には『大毘盧遮那成仏神変加持経』という。724年に唐の善無畏によって漢訳された。全七巻。漢訳本は三十六品から成り立つ。主に事相と教相に相当する2つの部分から構成されている。胎蔵曼陀羅(の原形)の作法や真言、密教の儀式が細かく説かれています。 

 

 

 ※ 『大日経』では、師匠(師僧)からの直接の伝法の重要が説かれています。

 

 


 
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